2004年09月17日

若き高校教諭の過ち −「HPで自分の経験や人生を残したかった」

ネットにおける立ち振る舞いというものが、時としてその人生を大きく狂わせる。そんな事件がまたもやあったようである。

HPで生徒からかう、わいせつ記述も…高校教諭を懲戒

この事件を要約すれば、神奈川県の県立高校の教師が自身のHPで学校の内情の一部始終を書き連ねたことによって休職に追い込まれた。という感じであろう。教師の年齢は25歳。おそらく教師歴2〜3年、まだ社会経験が少なく、職場内のこぼれ話を公開する内につい暴走してしまった。そんなところだろう。

まぁ年齢からして若気の至りと言えなくもないが、立場が立場。立派な守秘義務違反であり、綱紀粛正の意味を込めての処分だったのだろう。かくして彼の人生はこれで大きく変わるであろうことはまちがいない。が、そう考てみると何か非常に気の毒な気がしてくる。しかし彼がどんなサイトを作っていたのだろうか?どんな内容が書かれていたのだろうか? 一方でそんな野次馬精神が湧き上がるのも人の性。で、例によって2ちゃんねるをあたってみる。すると・・・・・・やっぱりあった(w 

場所はニュース速報+板、スレッドはhttp://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1095249865 やっぱり2ちゃんねる。情報の断片からすでに問題のサイトも見つけちゃってたようです。さすがにサイト自体は削除されていましたが。だが一度公開されたページは多くの場合どこかに残る。Googleのキャッシュにはサイトの記録が残っていた。さらにはWayback Machineにもキャッシュが残存していた。この残されたキャッシュからこの教師のサイトの断片を読み、情報を収集&整理して、その条件に合致する学校を探し出す。ネット界隈ではお決まりのこの作業を経て学校名は特定されてしまったようである。しかも、その学校の教頭がこのスレッドに関して削除要請を出し、事実認定に手を貸すというおまけつき。裏判押してどうするんだよ・・・・教頭さんw googleにキャッシュの削除依頼したら良かったのに〜

それはさておいて、本題である問題のサイトの文章を読んでみたのだが・・・・・ 私的には無問題。どこが猥褻やねん。この教師の目から見た他愛もない学校の日常を書いているだけ。一番興奮したのが

女子高生にドッキドキ

ってタイトルだけだってどういうこと? ダメじゃない。全然エロくもないよ〜 これで退職に追い込まれちゃうんだったら正直気の毒。イカれた日教組の組員をクビにする方がよっぽどまし。しかし彼の身分は学校の教師。登場人物はあだ名で書かれているものの、その特徴が詳細に書かれ、それが誰を指したものなのかは関係者であれば良く分かるだろう。第三者には笑い話で済む話であっても当人達には深刻でショックな内容である可能性もある。しかも成績や評価に関することまで書き込んでしまっている。これでは「守秘義務違反」、そして道義的な責任を問われても仕方がないのかも知れない。

かくてこの25歳という若き高校教師は、教職の地位を去らなければならないハメになった。彼がサイトを開いていなければ、あるいは自分の仕事に関する事をネタとして書かなければ順当に教師という安定した職業を全うすることができたであろうに・・・・ そう考えるとネットというものは世間に対して容易に発言、発表の場を与えてくれる便利なツールである一方で、時と場合によってはわが身を破滅を引き起こしかねない危険な凶器にもなりうる。特にリアル世界を表現する場合、そのあたり無自覚であっては発信自体において全てが自己責任である以上、社会通念と当人の認識のズレが生じた時には自身がツメ腹を切らされかねない。

「リアルをネットに持ち込まない」というのは昔、ネットで知り合った方に教えていただいた処世術だが、こういうニュースを見るたびにある種の正しさを感じざる得ない。現実の人間関係がネットによって軋みが生じることは、あの長崎小学生殺人事件を見ても明らかのように非常に危険な話である。その「危地」を避けることはわが身を守ることに繋がるのだから・・・・・

神奈川県教育委員会は教諭を停職3カ月の懲戒処分にしたようである。そして彼は依願退職したらしい。しかし25歳のこの青年の人生はこれから。この教訓を糧として、未来を切り開いて欲しいものですなぁ。

googleのキャッシュはもう残っていないようです。教頭先生ごくろうさん〜
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posted by 〜⊂´⌒ミ゚Д゚彡つ at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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