2004年09月20日

「民明書房」の本が刊行されたそうな

十数年の時を経て、民明書房の本が刊行されたそうである。その名もズバリ「民明書房大全」。随分とストレートなネーミングである(w ちなみにこの「民明書房」、80年代「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「魁!!男塾」の中においてその技などが説明される度に引用されてきた数多くの書物の幻の出版社の名前である。 なぜ幻だったのか、といえば単に作者のでっち上げであったことはいうまでもない。

しかし当時の少年達はこの「民明書房」の存在を信じて、これらの本を求め図書館や本屋の中をさまよったであろうと思われる。なぜなら私自身がそうであったからだ。もっとも私の場合、ちょっと変わっていて作品本体である「魁!!男塾」のファンであったわけではなく「民明書房」のファンだった。だから「男塾」の内容などほとんど覚えてもいない。ただ「民明書房」の記憶だけが残った。ではその文体とは如何なるものであったのか一つだけ例を挙げてみる。

世界の怪拳・奇拳

晏逅寺軟體拳(あんこうじなんたいけん)…
一般に酢が人間の体を柔軟にする成分(ビノドキシン)を多量に含有していることは知られている
この性質を応用し 特殊な拳法を編みだしたのが 晏逅寺軟體拳である
その修行者は この世に生をうけた時より酢を満たした大瓶の中で生活・成長し 超柔軟な体質をつくりだしたという
その人体構造学の制約を越えた拳法は必勝不敗の名をほしいままにした
ちなみに 現代でも副食品として身近なラッキョウは この軟體拳の達人であった 陳辣韮(ちんらっきょう)が日々の糧を得るため 修行中に自分の壺に実を漬け 製造・販売したのがその名の由来とされている

民明書房刊
『世界の怪拳・奇拳』より
http://yokohama.cool.ne.jp/nikutaijin/minmei.html#kaiken

このように非常に無茶な屁理屈で塗り固められていることが明らかな文章なのだが、これが作品中で書かれると妙に真実味を持つのだから不思議なものである。こうしたデタラメな引用が作品全編に121回も使われたというのだから、そりゃ信じたくもなるわな。で、これらの引用を集大成したこの「民明書房大全」、残念なことにamazon.co.jpでは現在、品切れしているとのこと。しかしながら私以外にも「民明書房」をこよなく愛する同好の士が数多く存在していたことに感激するばかりである。

参考サイト

魁!!男塾ファンページ

民明書房図書館

posted by 〜⊂´⌒ミ゚Д゚彡つ at 22:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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アフガン航空相撲
Excerpt: 私などよりも民明書房を愛する人々がいる。という事実を知らしめたのがこの「アフガン航空相撲」である。そもそも事の起こりは2ちゃんねるニュース速報板において、2002年(平成14年)2月14日にアフガニス..
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